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モンテディオ山形新スタジアム
モンテディオ山形新スタジアム経済波及効果測定結果について
モンテディオ山形新スタジアム経済波及効果測定結果について(令和6年4月27日更新)
1 趣旨
㈱モンテディオ山形において、新スタジアムの建設を予定していることから、新スタジアムが本市に建設された場合における本市単独の経済波及効果について、専門業者に委託し試算を行いました。
2 委託先
㈱日本経済研究所
3 試算結果 ※括弧内は現スタジアム比
経済波及効果 年間 約24.3億円(+16.6億円)
就業機会誘発数 約295人 (+204人)
▲詳細は、こちらをご覧ください。
※ 用語の定義
〇経済波及効果
ある経済活動がきっかけとなって、その影響が次々とほかの経済活動にも及んでいくことです。具体的には、ある産業に新たな需要が生じたときに行われる生産により、原材料等の関連する他の産業へと波及し、また、これらの生産活動の結果から生じる雇用者所得の増加等により、消費支出として新たな需要を生み出し、さらに生産を誘発する効果のことです。経済波及効果は以下の効果で構成されます。
経済波及効果=直接効果+1次波及効果+2次波及効果
- 直接効果 新たな消費等により発生する生産
- 1次波及効果 新たな消費に必要な原材料等の需要増により生じる効果(=原材料等から発生する波及効果)
- 2次波及効果 直接効果・1次波及効果により生じる雇用又は所得の増により誘発される消費効果(=雇用者所得から発生する波及効果)
〇 産業連関表
区域内において、1年間で行われた各産業間の取引および産業と消費(家計、県外、国外等)との取引をまとめた一覧表です。都道府県ごとに統計資料として作成され、経済波及効果の測定に一般的に用いられる指標です。
〇 就業機会誘発数
経済波及効果額から得られる理論上の労働力需要です。実際には所定外労働時間の増や設備投資により対応する場合があるため、現実の雇用需要とは異なります。
4 算定にあたる前提条件
- 経済波及効果の算出にあたっては、山形県産業連関表をベースに、本市の経済センサス等の指標を用いることで、本市独自の産業連関表を作成し、天童市域における経済波及効果を試算しました。
- 経済波及効果は、新スタジアムが建設されることによる消費喚起効果、維持管理運営効果、建設整備に伴う効果の3つの効果を測定しました。
- 比較測定を行うため、現スタジアム(山形県総合運動公園陸上競技場)および新スタジアムの施設別の波及効果を測定しました。
- 算定に必要となる基礎情報は、天童市の統計資料のほか、㈱モンテディオ山形にヒアリングを実施の上設定しました。
- 経済波及効果は、新スタジアム開業当初と理想像となる将来目標の2つのパターンを算出しました。
- 試算はJ2在籍時の実績等をもとに行ったものであり、J1に昇格した場合、効果額は大きく上昇することが想定されます。
5 まとめ
- 今回の経済波及効果の試算により、新スタジアムが本市に建設された場合、経済波及効果で年間約24.3億円と大きな影響をもたらす見通しとなりました。
- 雇用の面に関してみても、理論上の誘発数ではあるもの、年間200人を超える雇用の誘発が期待されることから、雇用の場の確保に大きな効果が見込まれるほか、スタジアムに関して想定される職種は、既存の産業とは異なる新たな産業の創出が期待され、多様な職種のニーズに応えることができるものと想定されます。
- 経済・雇用以外の面でも、現在構想されている新スタジアムは、県内最大級・東北でも指折りの施設となり、サッカーの試合のみならず、様々なイベントの開催や日常利用可能な施設が併設されれば、さらに人を呼び込む大きな可能性と力を秘めており、特に、本市は山形県の中央に位置する交通の要衝であることから、交流人口の拡大が期待されるほか、これからのまちを担う世代にとって魅力のあるまちのシンボルとなることが期待されます。
この記事に関するお問い合わせ
担当課: 市民部文化スポーツ課
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