市長の部屋
随想集
令和3年1月
初春を迎え、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
旧年中は、市政運営に対し皆様から深い御理解と御協力を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、突然の学校休校や人間将棋を始めとする様々な行事等を中止せざるを得ない一年になりました。新型コロナウイルスは未だ収束の兆しが見えず、感染拡大防止を意識した「新しい生活様式」を実践しながら、市民の安全・安心を第一に考え、さまざまな事業のあり方を模索していかなければならない状況です。
しかし、このような厳しい状況下こそ、先人たちが築き上げてきた礎に、さらにしっかりと根を張り、揺るがない土台を支えていかなければならないものと、身の引き締まる思いで新年を迎えているところです。
年末から、市内においても感染が拡大しております。そして、この感染拡大の状況を受け、1月10日に予定しておりました新成人を祝う会も、皆様の安全を考慮し、中止を余儀なくされ、オンラインでメッセージを配信することになりました。
晴れて大人の仲間入りをされ、若さあふれる新成人を迎えられた皆様には、心からお祝いを申し上げます。ぜひ、新成人の皆様には、活力と豊かな感性を大いに発揮し、夢や目標を大きく持って、天童市の将来のまちづくりをはじめ社会において活躍していただきたいと思います。
令和三年は丑年です。牛は、昔から勤勉に働くため「誠実さ」や「粘り強さ」の象徴、また、丑年は、蒔いた種が芽を出し成長する年とも言われております。この苦境に、誠実に、粘り強く取組み、皆様とともに一歩一歩道を切りひらき、未来へ夢を描ける天童市にしてまいりたいと強く思っておりますので、今後ともお力添えをよろしくお願いいたします。
結びに、皆様にとりまして、新年が幸多き一年となりますことを心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。