梅雨が明け、35℃を超える猛暑日が続いております。

　７月23日には、東京2020オリンピックがいよいよ幕を開けました。新型コロナウイルス感染症拡大により、開幕直前に東京で緊急事態宣言が発令されるなど、開会式をはじめ大半の会場において史上初の無観客での開催となっております。

　しかし、このような異例の状況下ではありますが、開会式当日は、ブルーインパルスが大空に五輪を描く姿や、選手たちの入場行進、スタジアムからの打ち上げ花火やドローンで立体的な地球を描き出すショーなど、「多様性と調和」をコンセプトにした華やかな演出がなされました。会場で一堂に会して応援することはできない状況下でありますが、開会式の平均視聴率56．４％という数字から見ても、テレビなどを通して多くの人々が思いを共有したように思います。今回の大会は、世界205か国・地域から約１万１千人もの選手が参加し、史上最多の33競技、339種目が実施されております。ぜひ、選手の皆様には、昨年からのコロナ禍を乗り越えてここまで鍛錬を積んできた力を、世界の大舞台で十分に発揮していただき、感動とメダルで益々熱い夏をもたらしてくれるよう、大いに期待しております。

　また、オリンピック期間中は、ホストタウンであるトルクメニスタンの選手を応援するため、市スポーツセンターや天童最上川温泉ゆぴあにおいて展示やクイズ企画などを行っております。７月27日には、トルクメニスタンのポリーナ・グリエワ選手が、ウエイトリフティング女子59キロ級で銀メダルを獲得しました。日本選手団とともに、トルクメニスタン選手団のさらなる活躍を期待しながら、ぜひ、市民の皆様に応援していただきたいと思います。

　本市における新型コロナウイルスワクチン接種については、７月28日時点で、65歳以上の高齢者の方の約91％の方が１回目、約84％の方が２回目の接種を終了している状況です。さらに、64歳以下の方への接種券を年齢階層ごとに分けて発送を進めております。今後も、国や県のワクチン接種体制やワクチン供給等の状況に迅速に対応しながら接種を進めていきたいと考えております。ワクチン接種は、希望する方全員が受けることができますので、感染防止対策を継続していただき、お待ちくださいますよう御協力をお願いいたします。

　さて、市内13地域で各地域の皆様から地域が抱える課題や市政に対する御意見などをお聴きする「まちづくり懇談会」については、７月までに５地域で開催を終え、今月も４地域での開催を予定しております。人と人との距離を保つなど、新型コロナウイルス感染症対策には十分留意して開催してまいりますので、よりよいまちづくりのために、ぜひ皆様からの御意見や御提言をお聞かせください。