市長の部屋
随想集
令和5年6月
本市をホームタウンとするパスラボ山形ワイヴァンズの選手たちが、先月19日に2022-2023シーズンの終了報告に来庁されました。今シーズンは、昨シーズンよりも多くの勝ち星を挙げたものの、残念ながらプレーオフ進出にはあと1勝届かず、大変悔しい結果となりました。選手の皆様には、この悔しさを胸に、来シーズンに向けた日々のトレーニングに励んでいただきたいと思います。パスラボ山形ワイヴァンズの活躍は市民に元気と活力を与えてくれます。来シーズンでのプレーオフ進出、そして、B1昇格を期待し、ホームタウンとして精一杯応援してまいりたいと思います。
さて、まもなくさくらんぼシーズンを迎えますが、今年は、やまがた紅王がいよいよ本格デビューします。山形県さくらんぼ作柄調査委員会によりますと、やまがた紅王の着果状況は、降霜の影響で園地や樹で着果にばらつきがみられるものの、結実確保対策が徹底されたことなどから、目標とする収穫量20トンは確保される見込みであると予想されています。
昨年5月には天童市紅王研究会が設立され、生産者の皆様には、やまがた紅王の生産拡大に向けて熱心に御尽力いただいており、本市としましても、日本一の産地を目指し、新たな補助制度を設け、引き続き支援を行うとともに、天童産やまがた紅王の専用化粧箱の開発などの販売促進事業を展開し、知名度アップに結びつくよう努めてまいります。
市報6月1日号の記事にもありますように、近年、1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が全国で増加しており、特に、6月から10月にかけては、梅雨前線や台風の影響により降水量が多くなり、大雨や洪水、土砂災害などの水害が発生しやすい時期となっております。
水害に限らず、いつ発生するかわからない災害から身を守るためには、「自分の命は自ら守る 自助」と「地域が協力して助け合う 共助」が何より大切であります。この機会に、日頃の備えや災害時の行動を家庭や地域で再確認し、命を守るための行動につなげていただきたいと思います。