市長の部屋
随想集
令和6年1月
明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、令和6年の新春を健やかに迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。また、日頃から市政に対し、深い御理解と御指導、御協力をいただいておりますことに、厚くお礼を申し上げます。
昨年は、若者の活躍を多く耳にする年でありました。本市で2人目の市民栄誉賞の受賞となりましたプロ野球阪神タイガースの中野拓夢選手(二中出身)は、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において、日本チームの14年ぶりの世界一、さらには、日本シリーズで阪神タイガースの38年ぶりの優勝に大きく貢献されるなど、市民に大きな夢と希望、そして感動を与えてくれました。
また、アンダー18ベースボールワールドカップにおいては、山形中央高校3年の武田陸玖選手(四中出身)の投打にわたる活躍で、日本チームが初優勝を飾るといううれしい出来事もあり、若者たちが世界へ大きく羽ばたいている姿は、本当に頼もしい限りであります。
さて、急激な少子高齢化や人口減少社会が進む現代において、次世代を担う若者たちが将来に夢と希望を持ち、「天童に生まれてよかった」と思えるまちづくりを進め、「天童に住んでみたい、行ってみたい」と思っていただけるように本市の魅力を発信してまいります。
今年3月には、JR天童駅駅前広場に、将棋駒のモニュメントを設置する予定であります。市民の皆さまが日頃から将棋に親しみを感じることができ、観光客からは「将棋のまち」に来たということを実感していただけるシンボルになると考えております。このモニュメントを国内外に積極的にアピールし、さらなる将棋の振興を図ってまいりたいと思います。
結びに、令和6年が、皆さまにとりまして幸多き一年となりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のあいさつといたします。