市長の部屋
随想集
令和6年8月
先月25日からの記録的な大雨は、本県に大きな被害をもたらしました。このたびの災害により、亡くなられた方に深甚なる哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。あわせて、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
近年、大規模な自然災害が全国各地で頻発しており、昨年6月28日に発生した大雨では、本市においても交差点やアンダーパスの冠水が発生する事態となりました。
災害はいつ起こるかわかりません。災害時に、御家族が一緒にいるとは限りませんので、市民の皆様には、災害への備えについて再確認していただくとともに、御家族や地域において、避難方法や連絡方法等を話し合っていただきたいと思います。
さて、今年のさくらんぼですが、昨年夏の猛暑の影響等による双子果の発生、また、6月に入ってから高温が続いたことによる果実の軟化や果実肥大前の着色による小粒化などが発生し、ふるさと納税の返礼品についても発送できる数量を十分に確保することができない事態となりました。
数多くあるふるさと納税の中から本市に温かい御寄附をいただき、さくらんぼを心待ちにされていた多くの皆様へお届けすることができず、心よりお詫び申し上げます。
来年は、本市産の美味しいさくらんぼをお届けできるように、生産者とともに努力してまいりますので、今後とも、本市を第2のふるさととして応援していただきますようお願い申し上げます。
先月10日に、大東建託株式会社で調査を行っております「街の住みここちランキング2024」が公表され、本市は、県内で1位、東北では8位の評価でありました。
これは、生活や交通の利便性、賑わいなどの8分野、計48項目の設問に対し、住民がインターネットを通じて評価したものであります。特に、交通の利便性や物価・家賃の分野が高く評価されたことは大変喜ばしいことではありますが、住みよさの実感はこれらの項目だけでなく、人それぞれ違うものと思っております。
このランキングについても一つの指標と捉え、より住みごこちの良い天童市を目指して、まちづくりを進めてまいりますので、引き続き、皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。