行政
広聴
まちづくり懇談会の提言に対する対応状況
平成30年度 干布まちづくり懇談会
No.1 日本遺産を活用したまちづくりについて
【提言・意見】
今年5月、「山寺が支えた紅花文化」が日本遺産に認定されました。認定されたストーリーには、慈覚大使の随行6人衆が興した干布地区は、江戸時代の早くから紅花栽培が行われていたと紹介されるとともに、上荻野戸にある松尾芭蕉の句碑が構成文化財とされています。
毎年賑わうラ・フランスマラソンのコース上にある上荻野戸の句碑や上貫津の紅花畑などを全国のランナーに紹介するなど、日本遺産の観光資源を活かしたまちづくりについてどのようにお考えでしょうか。
【対応状況】所管課等:生涯学習課
今年11月4日に開催された天童ラ・フランスマラソンでは、コース上にある日本遺産の構成文化財に認定された、上荻野戸の「芭蕉の句碑」及び上貫津の「紅花畑」等の周辺に、県と4市3町及び関係団体等で構成する「山寺と紅花」推進協議会で作成したのぼり旗を設置いたしました。
今年度には、案内板や構成文化財の解説板等の設置が予定されています。今後も、市内の関係団体等と協力し、また、県と構成市町等とも連携を図りながら、日本遺産を活用した交流人口の拡大や、地域活性化等に繋がるよう努めてまいりたいと考えています。
No.2 モンテディオ山形スタジアム存続に向けた取組について
【提言・意見】
新サッカースタジアムの建設場所については、新スタジアム推進事業株式会社が各自治体から構想を聴き取り、調査のうえ、決定するとのことですが、先般、山形市の千歳地区の自治会が新スタジアムを誘致しようと8千人の署名を集めて山形市長に提出しました。
天童市では、モンテ応援隊が中心となり開催した市民集会や市民応援デーがありますが、市の取組が見えません。多くの市民は新スタジアムの建設に興味があり、このままでは新スタジアムが山形市に決まるのではないかと心配しています。現在の天童市の取組についてお伺いします。
【対応状況】所管課等:文化スポーツ課
モンテディオ山形のスタジアムの存続に向けた取組については、平成29年2月に「新スタジアム建設を支援する市民大会」を開催したほか、県に対して、毎年行っている市の重要事業要望活動の中で、県総合運動公園の隣接地に、ホームスタジアムが建設され、本市に存続するよう要望しているところです。
新スタジアム建設を進めている新スタジアム推進事業株式会社では、2020年9月に建設地を決定する計画を示しています。しかしながら、平成30年9月に策定予定であった新スタジアム建設に係る基本計画については、現在のところ策定されていません。
今後も、市民の皆様とともに、モンテディオ山形の支援を継続しながら、示された計画に適切に対応し、新スタジアムを核としたまちづくりに取り組んでまいりますので、皆様の御理解、御協力をお願いします。
No.3 新スタジアムを活用したまちづくりについて
【提言・意見】
以前、モンテディオ山形取締役の中井川氏の新聞記事を読んだところ、新スタジアムについては、「ホームゲームのテーマパーク化」と、「県総合運動公園の価値向上」ということが載っていました。市では、この2つについてどのように考えているのでしょうか。
【対応状況】所管課等:文化スポーツ課
新スタジアムについては、単なるスタジアムの建設ではなく、スタジアムを活用した、賑わいや魅力あふれるまちづくりの提案が求められています。
サッカースタジアムは、20試合程度がホームゲームでの利用となり、開催日以外の日をどう利用し、スタジアムを核として365日、いかに賑わいを創出するかが重要になってきます。
また、新スタジアムが県総合運動公園の隣接地に整備されることにより、2つの施設の価値が互いに向上していくことが考えられます。
今後、本市が持つ魅力を最大限に活用するとともに、様々な可能性を想定しながらスタジアムを核としたまちづくりを検討してまいります。
No.4 間口除雪の支援拡大について
【提言・意見】
要介護者等を対象とした間口除雪は、昨年度に試行され、平成30年度からは課題等を整理したうえで検討するということでした。特に県道沿線は、車道から除雪された雪と歩道からの雪で、ガードレールのようになってしまい、間口除雪は大変な作業になります。
特に、高齢者や介護者等の家庭では、切実な問題ですので、ぜひ間口除雪の拡大をお願いします。
もし、市での実施が困難な場合は、民間業者の紹介や補助金等をいただければと思いますが、いかがでしょうか。
【対応状況】所管課等:市長公室、建設課
昨年、市では間口除雪の対象者を要介護3以上の65歳以上の高齢者世帯として、試験的に実施しました。対象者宅に市職員や委託作業員を派遣し、市道及び県道沿いの間口を除雪又は排雪したところ、対象者を拡大してほしい、除雪時間をもう少し早くしてほしいとの声のほか、除雪作業を行う機材や作業員の確保、個人情報保護の問題、地域ボランティアに協力してもらえないかなどの課題が出されました。
今年度は、昨年度の課題なども踏まえ、身体障害者1級、2級の肢体障害や視覚障害の方を新たに対象者に加えたほか、実施体制としては、地域の社会福祉協議会や作業班を増やすなどして、間口除雪を行う計画としております。
また、冬期間の地域の安全な生活の確保や、地域が助け合う共助の精神を高めるため、自治会等が行う地域一斉の除雪及び排雪作業に対して、今冬から支援してまいります。内容としては、除雪及び排雪作業のための機械や車両の借上げ費用、燃料費への支援を行う計画であります。具体的な内容は、市報などでお知らせしますので、冬期間の地域の安全のために、皆様の御協力をお願いします。
No.5 避難所運営訓練等への支援について
【提言・意見】
全国的に自然災害が発生しています。最近はゲリラ豪雨も多発しています。干布地域内では、小学校と市立公民館が避難所の拠点になると思いますが、干布地区の住民の避難所としては、市立第一中学校のグラウンドが一次避難所に、体育館が二次避難所に指定されています。市立第一中学校には、北目や貫津などからも集中して避難し、避難所運営がうまくいかないことも想定されますので、事前に打ち合わせて勉強しておくことが必要だと思いますので、御指導いただきたいと思います。
【対応状況】所管課等:危機管理室
市では「収容避難所運営マニュアル」を作成しており、一部の地区自主防災会連絡会等で市マニュアルに基づいた避難所運営の訓練や、独自のマニュアル作成に取り組んでいただいています。
市立第一中学校のように、複数の自主防災会が避難所と指定しているところにつきましては、合同での避難所運営訓練や研修等の開催を支援していきます。
No.6 市立干布公民館のスロープについて
【提言・意見】
今年8月に、市立干布公民館が主催する夏まつりを行い、地域にある介護施設の入居者の方からも参加いただきました。来られた方には、車いすを利用する方が多く、青壮年会の皆さんから車いすごと公民館内に持ち上げて運んでもらいました。
地域内の介護施設には、このほかにも行事の案内をしています。市立公民館には、車いすで公民館に入れるスロープがあるのですが、複数の車いすが利用する場合でも対応できるよう、スロープの幅を広げていただけないでしょうか。
【対応状況】所管課等:生涯学習課
スロープの幅を広げることについては、間もなく市立公民館の改築の計画がありますので、その際に検討してまいりたいと思います。
No.7 野生鳥獣被害対策について
【提言・意見】
最近、クマやイノシシなどの出没が増え、農作物への被害が多くなっています。農作物の被害対策については様々講じられていますが、人的被害については安全安心な生活を守るためにも、更なる対策強化をお願いします。
また、クマなどが出没した時の地域への連絡が明確になっていません。クマの出没情報が速やかに地域住民に伝わるよう、わかりやすい体制の構築をお願いします。
【対応状況】所管課等:農林課、生涯学習課
クマを目撃した場合には、平日・休日に関わらず、警察署に通報してくださるようお願いします。警察署から市に連絡があり、市では天童市一斉メールサービスでメール配信するとともに、町内会長をはじめ小学校や公民館の関係機関に連絡し、出没場所付近の巡視及び広報を行い、地域の皆様に注意喚起を行っています。
また、野生動物による農作物被害を確認した場合には、速やかに農協支所に通報してくださるようお願いします。その際は、チラシを作成して注意喚起の連絡を行います。なお、駆除が必要な場合は、有害鳥獣捕獲許可証の交付を受けた鳥獣被害対策実施隊がワナや銃器で捕獲を行うことになります。
カモシカについては、国指定の特別天然記念物であることから、駆除等も困難な状況の為、県とも連携を図りながら、追払いの実施や、巡回等の対応をしてまいりますので、生涯学習課まで御連絡をお願いします。
担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704