行政
広聴
まちづくり懇談会の提言に対する対応状況
平成30年度 田麦野まちづくり懇談会
No.1 県道田麦野行沢線の整備について
【提言・意見】
県道田麦野行沢線中央橋付近の道路拡幅改良については、昨年度もお願いした提言です。市の重要事業要望の一つとして、県に要望しているとのことですので、その後どのような状況になっているのか、お聞きします。
冬期間、積雪が多くなると、道幅が狭くなり車両が通れない状況にあります。日向側や日陰側から通行するには、急な坂道を上り下りしなくてはならず、冬期間運転するとスリップしたり、立ち往生したりして事故につながる危険があります。地区民が安心安全に通れるよう道路拡幅等の改良を切望します。
【対応状況】所管課等:建設課
県道田麦野行沢線の整備について、県に確認したところ、効果的な道路網の整備を図るため、現在、天童市内で取り組んでいる県道整備事業の早期完成を図りながら、緊急性や事業効果など総合的に判断し、優先順位の高いものから事業に着手しており、現在は通常の維持管理を行っていくとの回答でありました。
市としましては、この路線が地区内の重要な路線であることは、十分認識していますので、引き続き、県に対し本路線の拡幅事業の早期着手に向けた要望を行ってまいります。
No.2 除雪完了時間について
【提言・意見】
この冬は積雪が多く、昼になっても除雪車が来ないこともありました。早期除雪が完了するようお願いします。
【対応状況】所管課等:建設課
田麦野地区の道路除雪については、県と市が協定を結び、県道も市道も県において除雪を行っています。
除雪は、山口から田麦野までの県道を行ってから市道の除雪を行い、除雪完了時間は、午前7時30分までとしています。しかしながら気象状況や降雪状況等により、除雪作業が時間内に完了しない場合がありますので、御理解をお願いいたします。
No.3 除雪体制について
【提言・意見】
日向側の市道舟着浦ノ原線から分岐する市道大畑山線で、一部しっかりと除雪されなかったため、四輪駆動の車両が通行するのも大変な状況でありました。また、上方には公設消防水利(防火水槽・消火栓)もあることから、消防車両が消火活動できるよう適時・的確な除雪をお願いします。
【対応状況】所管課等:建設課
御指摘の市道大畑山線については、道路幅が狭いため小型の車両で除雪を行い、月に何度かロータリー車両が田麦野に登った時に、この路線の除雪を行っていると伺っています。
適時に除雪されていないということですが、今冬に向けて県と協議しながら、しっかり除雪できる体制を構築したいと考えています。
No.4 鳥獣による農作物被害があった場合の連絡体制について
【提言・意見】
田麦野地区は、イノシシやサルなどの被害が年々増え、農作物を作っている方々は悲鳴を上げている状況です。電気柵を設置したり、テープやネットなどで囲ったりして防除対策をとっていますが、荒らされる一方です。
人的被害が発生していないのが幸いですが、地域ではイノシシを見ていない人がいないくらいで、今後、人的被害が心配されます。
田麦野には、狩猟免許を持っている人がいないので、天童市農協山口支所や猟友会山口支部にお願いしている状況です。
昨年は、天童地区の猟友会の方にお願いしていましたが、今年、農林課から、猟友会の担当区域を徹底するような指導があったため、今年は農協山口支所に連絡をして猟友会へ連絡することになりました。農協窓口は土日が休みになるし、担当者も分からないので、農林課から連絡先や連絡方法などのマニュアルを作成していただきたいと思います。
【対応状況】所管課等:農林課
有害鳥獣の捕獲等については、市又は農協が農作物被害を確認してから有害鳥獣対策実施隊が出場することになります。
農作物の被害があった場合は、基本的には、天童市農協山口支所または実行組合長に連絡をいただければ、地元の有害鳥獣対策実施隊の班長の指示で班員が現地を確認して捕獲等に対応します。
御要望いただきました鳥獣による農作物への被害があった場合の連絡マニュアルについては、速やかに連絡マニュアルを作成し、7月末に田麦野地区の区長を通して全戸配布いたしました。
記録を見ますと、以前はサルの被害が多かったのですが、最近はイノシシの被害が多くなっています。農作物の被害対策には侵入防止電気柵が有効です。電気柵の補助事業については、平成30年9月に要望調査を行い、来年度に設置できるよう事務を進めていますのでぜひ御活用ください。
農作物の被害防止のためには、地域一体となって取り組んでいくことが有効ですので、今後も田麦野地区の皆さんや、関係団体などと連携し、被害防止に努めてまいります。
No.5 空き家の貸借について
【提言・意見】
大学の後輩や仲間から、市街地のアパートに住むよりは、田麦野のような自然の多い環境で制作活動をしたいと相談を受けることがあります。その場合は、田麦野公民館などに相談して、借りられそうな空き家がないか探して、交渉できる段階まで進んだこともあります。
若い世代にとっては、空き家を購入するのはハードルが高いので、空き家を借りられるような仕組みも構築できないでしょうか。空き家の所有者は、売りたい方が多いと思いますが、貸家のメリットなどを紹介していただき、空き家所有者と若者が結び付くようにすれば効果が期待できるのではないでしょうか。
【対応状況】所管課等:建設課
空き家の情報については、所有者情報等が個人情報に当たるため公開することはできません。しかし、市に対して、空き家に関する希望地域や間取りについての相談をいただければ、条件に合う空き家の所有者に、市が直接連絡をして、意向を確認し了解を得られれば、空き家の情報を提供することが可能です。空き家に関する御相談がありましたら、行政にお問い合わせいただきたいと思います。
No.6 県道天童高原山口線の草刈りについて
【提言・意見】
天童高原までの道路脇の雑草が伸び放題で、車ですれ違うのも困難な箇所もあります。
牧野公社時代には、天童高原から田麦野のある程度の区間までは、草刈りや除草剤をしていたようです。田麦野から山口までの区間は、年2回、交通安全協議会で草刈りをしているのですが、その区間以外の道路脇の雑草は手つかずの状況です。観光地・天童高原に恥ずかしくないような整備を検討すべきでないでしょうか。
【対応状況】所管課等:建設課
県道路肩の草刈りについては、地域からの要望を県に報告したところ、9月末までに実施するとの回答をいただきました。
御指摘いただいた県道天童高原山口線の対応は、基本的に県となりますが、地域の皆様と協力してどのように対応していくのかということになります。
行政だけでは対応しきれない事例も多くあり、地域の皆様との協働によるまちづくりに、御理解いただきたいと考えています。
協働によるまちづくりとして、県も市もマイロード事業に取組み、燃料などの費用や花苗の支給などを行っています。今後も皆様のお力を借りながら、まちづくりを進めたいと考えておりますので、御理解をお願いします。
No.7 ドクターヘリ離着陸場について
【提言・意見】
今年度になってから、田麦野地区では、ドクターヘリを要請する救急事案が、既に2回ありました。田麦野地区には、ドクターヘリの離着陸場として、市立高原の里交流施設「ぽんぽこ」グラウンド及び天童高原グランドの2か所が指定されています。「ぽんぽこ」のグラウンドを利用する場合は、安全確保のため、消防ポンプ車が水を撒かなければなりません。また、冬期間は積雪があると、「ぽんぽこ」は利用できず、天童高原の駐車場スペースを圧雪してヘリを迎える必要があるようなので、緊急時に一刻も早く患者を救えるヘリポートを準備していただけないでしょうか。
また、散水などをしなくとも離着陸できる方法はありますか。田麦野から一番近いヘリの離着陸場はどこですか。
【対応状況】所管課等:消防本部
ドクターヘリ離着陸場として指定されている市立高原の里交流施設「ぽんぽこ」のグラウンドを、ドクターヘリが散水なしで着陸するには、グラウンド中央部を草地や舗装にするなどの方法がありますが、草刈りや除雪などの管理が必要となります。
離着陸する場所が草地となっている天童高原の草地に散水なしで着陸した実績もあります。散水なしで離着陸できる田麦野地区外の最寄りの離着陸場は川原子のパークゴルフ場になります。
また、冬期間の離着陸場についても課題があり、天童市内における冬期間の常時着陸可能な離着陸場は、現在のところ県総合運動公園南側駐車場と市スポーツセンター南駐車場の2箇所のみとなります。ドクターヘリを要請する場合、必ず消防署が対応しますので、消防署に連絡が入った段階で、最寄りの離着陸場を指定して、迅速な患者搬送ができるよう心掛けて活動してまいりますので、御理解をお願いします。
No.8 田麦野の魅力発信について
【提言・意見】
田麦野はとてもいい所で、風景もきれいなので、公民館や地域づくり委員会などからもっと積極的に田麦野の魅力を情報発信できるようになればいいと思っています。スマートフォン対応の市ホームページとタイアップして、市のインスタグラムやフェイスブックなどのSNSと連携しながら情報発信できればいいと思います。他自治体を調べてみると、立川市や神戸市、千葉市などではスマートフォン版のホームページがあるようです。見やすいスマートフォン版があればいいと思います。
【対応状況】所管課等:市長公室、生涯学習課
市ホームページについては、今年度リニューアルを行う予定です。スマートフォンやタブレット型端末の画面に対応した表示機能を加えるほか、目の不自由な方向けの音声読み上げ機能、色覚に障がいのある方に配慮した色使いの使用などに取り組みます。
市立公民館では、公民館だよりを地域内の全戸に配布し、情報発信を行っています。また、市立高原の里交流施設ぽんぽこでは、「ぽんぽこ通信」を市ホームページへ掲載し、情報発信を行っているところです。今後とも、リニューアルした市ホームページを活用しながら、田麦野の魅力を発信していきたいと考えております。
No.9 市立高原の里交流施設「ぽんぽこ」の施設整備について
【提言・意見】
「ぽんぽこ」は2階に集会室があり、2階までの急な階段を上がらなければなりません。高齢者にとっては厳しいので、今後ますます高齢化が進みますので、エレベーターの設置などを検討していただけないでしょうか。
また、この集会室(和室)は、夏暑く、冬寒いので、夏は何とかしのげますが、今後、空調設備の整備もお願いします。
【対応状況】所管課等:生涯学習課
エレベーターの設置には、施設の構造上、設置場所などの課題がありますので、今後調査・研究してまいります。また、集会室(和室)の空調設備についても、「ぽんぽこ」は、田麦野地域の拠点であるとともに、多くの市民の交流の場ですので、年次計画により施設整備を進めてまいりますので御理解をお願いします。
No.10 県道沿いの支障木について
【提言・意見】
上山口から田麦野の入り口までと、そこから「ぽんぽこ」までの県道沿いの立木が、道路にまで伸びている箇所があります。天童高原まで登る大型バスが増えており、一部道路のセンターラインを越えて中央に寄らないと通行に支障があるところもありますので、県道沿いの立木枝伐採もお願いいたします。
【対応状況】所管課等:建設課
県に対応を依頼したところ、支障木は民有地の樹木だったため、所有者に伐採するよう指導したとのことです。しかし、所有者による対応が不可能だということで、支障になる部分についてのみ、県で伐採するとの回答をいただきました。
No.11 高齢者運転免許証自主返納者支援事業のタクシー券の利用方法について
【提言・意見】
高齢者が免許証を返納すると、タクシー券を2万円分もらえるようですが、田麦野からまちへ行くのに10キロあるのに、1回1000円しか使用できないのはもったいない感じがします。田麦野の地域性を配慮していただけないでしょうか。
【対応状況】所管課等:生活環境課
高齢者運転免許証自主返納者支援事業のタクシー券の使用枚数については、現在1回につき2枚まで(1,000円分)の制限となっていますが、これまでの利用状況を基に、使用枚数制限のあり方について、検討してまいります。
なお、田麦野地域においては、自宅から指定目的地まで低料金で利用できる予約制乗合タクシーの運行も行っていますので、ぜひ併せて御利用ください。
担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704