行政

広聴

まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成28年度 寺津まちづくり懇談会

No.1 住宅団地の造成について
【提言・意見】
 寺津地域への住宅団地の造成について、今年5月に、寺津地区振興会から市長へ要望書を提出しました。また、7月には今後の計画の参考として、市職員や県議、市議と山口地区の「なでしこ団地」の見学を行いました。今後も住宅団地の造成に向けて、早期の事業開始や計画策定に当たっての情報提供など更なる支援をお願いします。
 また、住宅団地が造成されても若い世代が転入してこなければ成り立ちません。そこで、寺津児童館に0歳児から保育できる機能を持たせてほしいと思います。そうすれば、小学校における複式化も解消されるのではないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課・子育て支援課
 各集落における地域コミュニティの維持や防災対策のためにも、市街化調整区域における一定水準の居住は必要であると考えています。
 近年は寺津地域だけでなく、他地域からも住宅団地整備の要望が多数寄せられていますが、住宅団地を整備するためには、適地の選定や法規制等の諸条件がありますので、県住宅供給公社に相談してまいります。
 また、若い世代の方に来ていただくためには、児童館の在り方についても、今後様々な角度から検討しなければならないと思っています。これらについては、皆様の御意見を伺いながら、地域の皆さんとともに取り組んでいきたいと考えています。
 

 


No.2 ICTの活用について
【提言・意見】
 今年度、ICT教育環境整備モデル事業の一環で小学校にタブレット端末が導入されることになりました。タブレット端末を使用することで、画像や動画を使った学習が可能になり、子どもの学習の効果が上がるのではないかと期待しているところです。ただ、台数が少なく一部の学年でしか使用できないと聞いています。全児童が使用できるよう更なる配備をお願いします。
 また、地域の方々たちも非常に興味を持っておりますので、タブレットを使った授業の様子を、地域の人たちも見られるような機会を作っていただければと思います。

 

【対応状況】所管課等:教育総務課
 児童用タブレット17台、教師用タブレット1台、タブレット充電保管庫、電子黒板及び無線LANアクセスポイント等の整備を行いました。併せて、タブレット対応授業支援ソフト、5・6年生用算数のデジタル教科書を導入しました。
 このたびはモデル事業として、算数のデジタル教科書を使用する5年生及び6年生が一人1台使用できる環境を整備したところです。その他の教科及び学年についても、時間ごとに学年で使用したり、数人に1台のグループ学習で使用するなど、工夫しながら授業への活用を図って行く予定です。
 また、学習参観や学習発表会等の機会を利用し、タブレット端末を使用した授業の様子を地域の皆様にも御覧いただけるよう、寺津小学校と相談しながら検討したいと思います。
 なお、市内小中学校のICT教育機器(コンピュータ教室及び職員室のパソコン等)は、来年度以降順次更新期を迎えます。今回のモデル事業の効果等を十分に検証したうえで、次期ICT教育環境の整備に反映して行きたいと考えています。
 

 


No.3 複式学級と小規模特認校制度について
【提言・意見】
 寺津小学校は、児童数が年々減少しており、特に現在の1年生は9人、2年生は7人とかなり少ない状況となっています。このままだと来年度は小学校の2、3年生が複式学級となる見込みです。以前に聞いた話によると、教務主任の先生も減らされるとのことでした。小さい学校ならではの「きめ細かい教育」を今後とも続けていけるのか不安に思いますので、学校運営に対してのサポートをお願いしたいと思います。
 また、他市では、地区外からも児童を受け入れる特認校になっているところがあります。廃校になる前は田麦野小学校も特認校になっていました。寺津小学校でも、同様に取り扱う考えがあるかについてお聞かせください。

 

【対応状況】所管課等:学校教育課
 平成29年度に、寺津小学校の2、3年生が、国が定める単式学級の基準に1人足りず、複式学級になる可能性があります。しかし、その下の学年については、就学前の幼児も含めて、「隣り合う学年が16人以下になったときには複式学級にする」という規定には当てはまらず、複式学級になる見込みはありません。
 「年下の子どもは年上の子どもを手本として学ぶ」「年上の子どもには年下の子どもの面倒を見ようとする心が育つ」「能動的に学ぶ力が身に付く」ことなどが、複式学級の「良さ」だと言われていますので、複式学級のメリットを最大限に生かした教育を推進するよう努めてまいります。
 また、教員数が減ることで生じる学校運営上の課題についても、解消する方策を寺津小学校の先生方とともに考え、現場に負担をかけず、子どもたちも不安にならないように工夫し、一人一人に目を届かせる「きめ細かい教育」を継続して推進していけるよう支援してまいります。
 学区外からの就学を認めるために小規模特認校制度を導入することは、現在は考えておりません。
 

 


No.4 複式学級体制について
【提言・意見】
 寺津小学校は、小規模校ということで、教室も少し小さいと思います。その小さい教室に2、3学年が一緒になった複式学級で授業を行うとなると、授業中に騒がしくなるなど、大変ではないかと思います。私達も複式学級体制を経験したことがありませんので、想像がつきません。きちんとした勉強ができるのか不安に思います。そのことについて教育委員会はどのように考えていますか。

 

【対応状況】所管課等:学校教育課
 教室の大きさは決まっているので、小規模校だから教室が小さいということはありません。
 同じ大きさの教室に30人以上の児童が入って生活している学校もありますが、寺津小学校は、学習道具等もゆるやかに配置でき、15〜16人程度の複式学級になってものびのびと生活できる環境であると考えます。
 他市町の学校の複式学級では、大変丁寧に、きめ細やかな指導が行われており、成績も良いと聞きます。もちろんそうなるためには、複式学級のメリットを生かした効果的な指導を行う力量が教員に求められますので、研修の機会等も提供し、きめ細やかな教育を推進できるよう、また、子どもたちに確かな学力をつけられるよう努めてまいります。
 

 


No.5 天童ラ・フランスマラソンへの協力要請について
【提言・意見】
 地区の各団体宛てにラ・フランスマラソン大会への協力要請がきましたが、スタッフの名簿の提出期限が6月末と例年より早くなった上、動員の人数も増えました。例年6月末は農作業で忙しく、また人数を増やされると人集めに大変でしたので、配慮してもらいたいです。また、大会が11月末なのに、6月末に名簿を提出しなければならないのは時期が早すぎるのではないでしょうか。
 それから、毎年ラ・フランスマラソンの手伝いをしていますが、手伝いの人数が足りず、とにかく忙しくて大変です。単に団体に割り当てするのではなく、広く周知して一般の手伝いの方をもっと集められないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:文化スポーツ課
 天童ラ・フランスマラソン大会の運営スタッフとして、皆様方から多大なる御協力をいただき、ありがとうございます。
 運営スタッフのボランティアについては、市報に掲載し、広く一般ボランティアを募集するとともに、各団体の皆様方をはじめ企業の方々にも協力をお願いしています。
 今後は、協力をお願いする団体等を増やし、団体毎の人数が増えないように努めてまいります。また、名簿の依頼時期及び提出期限については、御意見を参考にしながら対応してまいります。
 

 


No.6 空き家の管理について
【提言・意見】
 現在、寺津地区に空き家がどれくらいあるのでしょうか。また、地区内の空き家を活用することで人口増加を図りたい思いがありますが、空き家の中には適正に管理されていないものもあります。草が生い茂り、雨風で屋根が飛びそうな空き家があります。荒れた状態を放置できず、草などは刈りたいと思いますが、それが可能なのか、また具体的にどういった手続きをすればいいのか教えていただければと思います。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 現在、市で把握している寺津地区の空き家は12件です。平成25年2月時点では10件でしたので、2件の増加になります。また、空き家バンクに登録をしていただき成約した空き家も1件あります。
 空き家の問題については、地域の方、特にその空き家の近所の方に大変御迷惑をおかけしています。年々このような案件は多くなってくるだろうと推測します。基本的には、所有者に空き家の管理をしていただくことになります。 条例や特別措置法に基づいて、最終的には代執行を行うことも考えられますが、代執行は公共の利益に著しく反することが条件となっており、また、かなりの時間を要します。市としては、地域の方から情報をいただき、所有者の方と連絡をとり、管理をお願いしたいと思っています。
 昨年の例ですが、暴風により空き家の屋根が飛びそうな事案については、地域からの連絡を受けて、市から空き家の所有者に連絡して対応をお願いした経過があります。
 また、空き家の庭木等の伐採については、市で所有者の了解を得たうえで、町内会で庭木の伐採を予定している事例もあります。
 今後とも、地域の皆様の御協力をいただきながら、空き家の管理について根気強く対応していきたいと考えています。
 

 


No.7 寺津児童クラブの運営について
【提言・意見】
 寺津児童クラブは、今年3月に公民館の隣に新築していただきました。自然にも恵まれ、教育には大変良い環境です。
 寺津児童クラブは地域づくり委員会の取組みとしてスタートしました。現在も地域の皆様が運営委員会を作って対応していただいていますが、支援員の方が保育をしながら庶務的手続き等も行っており、とても大変です。他の児童クラブも同じ状況のようです。運営について、御指導をお願いしたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:子育て支援課
 児童クラブの運営にあたっては、保育業務のほか、様々な庶務事務も多く、皆様には多岐にわたる業務を行っていただいているところです。
 業務の負担を軽減するため、今年度から本市独自に、各児童クラブへの委託料に年間86,400円の「運営支援加算」を設けました。この制度を利用し、社会保険労務士による賃金計算や就労規則の研修会、経営士の個別指導等も実施していますので、活用していただきたいと思います。また、随時、子育て支援課等にも御相談ください。
 

 


No.8 天童最上川温泉ゆぴあのレストランについて
【提言・意見】
 天童最上川温泉ゆぴあは、先日、入浴者が1千万人を超えました。県外からもたくさんの人が、さくらんぼ狩りの後や、モンテディオ山形の試合の後にも立ち寄ってくれるようで、とても人気のようです。寺津地域としても、せっかくたくさんの人たちが集まる施設ですので、地域活性化になんとか活用できないかと思うのですが、実現可能なアイデアが出てきません。法律的にいろいろ制限があると思いますが、ぜひ御指導御支援をいただきたいと思います。
 また、ゆぴあの食事処で食事をしていく人も多いのですが、麺類のスープが随分しょっぱいと耳にしておりました。私も蕎麦を食べたところ、つゆがとても濃いと感じました。ホテルのシェフを招いて、新しいメニューも追加されたようですので、ゆぴあに行ったらこれが美味しいというような看板メニューがあってもいいと思います。検討をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:生活環境課
 ゆぴあでは、市民の健康増進と癒しの場として、これまでも様々な改善を行い、利用者の満足度向上を図ってまいりました。
 食事処での味付けについては、個々の嗜好もありますが、健康面から塩分の摂取を控えている方もいますので、ご注文の際にその旨をお伝えいただければ、塩分控え目に調整してお出しできます。
 今後とも皆様から様々な御意見をいただきながら、より多くの方々に御利用いただけるよう運営してまいります。
 
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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