行政

提言

市政への提言対応状況

平成22年10月29日~平成22年11月18日受付分

No.89 早急な山林整備について
【提言・意見】
 雇用の拡大を求められている時、山林の整備は良いチャンスかと思います。50年から60年前の学校林、高擶財産区は一体どうなっているのでしょうか。山は荒れ年々倒木や枯れ木がいたるところに散在しています。これを何とか官民一体となり、また山形県側との両輪で進めてほしいと思います。
 間伐材、倒木等は立派にリサイクル、チップ燃料、肥料100パーセント活用できます。数万人の動員や5ヶ年計画などで早急に取り組む必要があるかと思います。

【対応状況】 所管課等:財政課、農林課
 ご提言のとおり間伐などの適切な手入れがされずに、荒れている森が増えています。そこで、平成19年度から「やまがたみどり環境税」を利用し、荒廃が進んでいる森林の整備や森林資源循環利用の促進事業が実施されており、市内では手入れの行き届かない人工林の間伐事業、企業の自主的な森づくり活動である「天童不思議の森」事業、森林づくり体験や自然学習の場としての絆の森林(もり)整備事業などが行われています。
 高擶地区財産区では、管理委員7名と事務局員で、今年9月に財産区所有の山林の現地視察を行い、現状を確認したところ、下草が生い茂っている状況であったため、財産区管理会で協議し、山林の活用については、国産材価格が長期低迷している中で、搬出ルートの確保や搬出設備の整備費用等の課題が多いことから、県などの関係機関の指導を得ながら管理していくこととしました。


No.90 市民憲章の具現化について
【提言・意見】
 市民憲章制定から25年を経て、お題目化しつつあるように見えます。憲章は目標であると同時に、幾つかの具体性も示されて、市民みんなが実践されるならなおよろしいわけです。
 例えば、春、夏、秋の3回、県道、市道に面した自己所有地の除草を行う週間の設定や遊休農地の福祉農園化、個人的な市民農園、春先の果樹交配昆虫保育のための墓地の花木植栽など、地区活動、企業・団体の活動を奨励してはいかがでしょうか。

【対応状況】 所管課等:生活環境課、農林課、農業委員会事務局
 除草を行う週間に関しては、改めて年3回の実施は考えていませんが、4月と10月に環境衛生組合連合会各支部で全市一斉清掃を実施していますので、この活動を継続していきます。
 遊休農地については、農業委員会で実態調査を毎年実施し、農地の現状把握に努めています。遊休農地の利活用には、抜根、整地等に相当な労力と費用がかかるため、地元の農業関係団体等と連携し、市の遊休農地解消対策事業等を活用しながら有効活用を図っていきます。
 市民農園については、現在、法に基づかない農家の方自らによる市民農園が7か所開設され、多くの市民に利用されています。今後、こうした農林業活性化のための取組みに対する需要の高まりを見極めながら、市としての支援のあり方を考えていきます。
 また、果樹交配昆虫保育を目的とした花木植栽は考えていませんが、市民の環境美化意識の高揚と美しいまちづくりを推進するため、市環境衛生組合連合会を通して花の苗等の現物を支給し、市内全域で「花いっぱい運動」を展開しており、今後とも市内全域を対象に継続していく考えです。
 今後とも、市民憲章の理念を常に意識したまちづくりを進めていきたいと考えています。


No.91 観光の目玉となる東西への観光エリアの設定について
【提言・意見】
 天童の観光の目玉はどこだろう。民謡「花笠音頭」に「もみじの天童」とはありますが、どこを指すのでしょうか。観光に適するところはないのが本当のところだと思います。
 そこで、1.最上川にカヌー漕艇場をつくり、東の山の杉の間伐材や木工会社の接着技術を活用したカヌー造船所を設け、川岸のサクラ回廊と組み合わせます。2.東の山地にモミジ回廊と里山の木の実公園を設け、市の東と西に観光エリアを設定してはどうでしょうか。
 労力は、ボランティアの活用で苗木を確保し、植えた人の名札を付けて記念とします。

【対応状況】 所管課等:商工観光課
 花笠音頭に唄われる「もみじの天童」は、市のシンボルの舞鶴山を、春は桜、秋はもみじの山にしようという先人の強い想いがあり、大正11年に舞鶴山の西斜面、元矢場跡のすぐ上の一等地に、人差し指の太さのもみじの植樹が荷車3台分行われました。その場所に「もみじ植樹記念碑」が残っています。当時としては、画期的な取り組みであり、もみじの天童の名が県内に大きくPRされ、その後もみじの天童といわれるようになった経過があります。
 ご提案いただいた最上川へのカヌー漕艇場については、下流の谷地橋付近に既にカヌーの練習場があることから、新たに設置した場合、相乗効果でのカヌー人口の増加などに期待が高まります。山の杉の間伐材と市内木工メーカーの技術によるカヌーづくりについては、高品質で購買意欲を刺激するような製品が誕生することになれば大変興味深い内容です。
 また、ボランティアを活用し、東の山地にモミジ回廊と里山の木の実公園を設置し、東西に新たな観光エリアを設定する件など大変興味深い内容となっていますので、今回のご提案については、今後の取組みの参考にさせていただきたいと考えています。
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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