行政

提言

市政への提言に対する対応状況

令和3年度 市政への提言に対する対応状況

 

№1 小中学校の学校給食のアレルギー対応について

【提言・意見】

 市内の小中学校の給食のアレルギー対応は、現在、乳・卵の2種類となっており、その他については個別に食べられないものをチェックしてそのメニューは食べないという形になっていると思います。食物アレルギーの種類が多い場合は、給食では対応できず、弁当を持たせなければなりません。一般的な給食費よりもはるかに食費がかかる上に、一人だけ違う食事をすることは、疎外感やいじめにつながる危険もあります。学校給食であるのなら、市でアレルギー対応をするべきであり、個人が負担するのは道理が経たないと思います。他の県や市で全アレルギー対応をされているところも多いと聞きます。アレルギーの子どもは現在多く存在していると思いますが、そのような子どもも平等に安心して給食を食べられるように、給食の全アレルギー対応をお願いします。

 

【対応状況】 所管課等:学校給食センター

 市では、「卵」と「牛乳・乳製品」のアレルギー原因食物を代替した食物アレルギー対応給食を提供しております。卵と乳については、アレルギーの児童・生徒数が多く、学校給食での使用頻度も高いためです。令和3年4月現在、24名に専用の容器に入れて提供しております。

 また、その他のアレルギー原因食物は、個別に配付する詳細献立表と配合成分表を参考に各家庭で判断いただき、食べられないものを自分で取り除くなどしていただいています。

 食物アレルギーは人命に係わるため、医師の診断に基づいて、安全な学校給食の提供が難しい場合は、保護者や学校と協議の上、自宅から弁当を持参してもらっています。

 食物アレルギーの児童・生徒は年々増加しており、その原因食物も多岐にわたっておりますので、全てのアレルギーに対応した代替食の提供は、現在の学校給食センターでは対応できませんので、ご理解をお願いいたします。

 

№2 市民墓地管理料の支払方法について

【提言・意見】

 市民墓地の管理料を、毎年4月に銀行に支払いに出向かなければならないのは大変です。数年にわたってお願いする方も多いと思うので、市県民税のように、通帳から天引きできればいいと思います。市の手間・経費削減にもつながると思います。

 

【対応状況】 所管課等:生活環境課

 市民墓地につきましては、施設の維持管理に要する費用として、1区画につき年額3,600円の管理料を納付いただいています。現在、利便性の向上を図るため、来年度より口座振替を導入する準備を進めているところですので、皆様のご理解をお願いいたします。

 

№3 芳賀タウン南地域への公衆電話の設置について

【提言・意見】

 小学校高学年の子どもが、学校が終わると自宅で留守番をしていますが、たまに鍵を忘れて家に入れず、公衆電話を探しに行っても、近くの天童南駅やコンビニ、公園等にも無く、近所の方や友達の家で電話を借りました。公衆電話の設置をNTTに依頼したところ、近くのコンビニも駅も電話を設置する配管が無く、今のところ設置は不可能で、芳賀タウン北のコンビニにあるので利用してほしいとの回答でしたが、学区外です。携帯電話が普及しているので、公衆電話が無くなっている現状は理解できますが、まだ小学生には公衆電話は必要かと思います。市で芳賀タウン南近辺に公衆電話の設置をお願いできないでしょうか。

 

【対応状況】 所管課等:生活環境課、学校教育課

 芳賀タウン南地内へ公衆電話機を新規設置してほしい旨を、市からもNTTに相談しましたが、全国的に公衆電話機の利用が非常に少なくなっており、今後公衆電話機事業が縮小される予定のため、新規の設置は難しいとのことでしたのでご理解をお願いします。

 なお、市内には、子どもを犯罪などから守るために「こども110番連絡所」を設置しております。高擶小学校区内には28カ所設置されており、このうち芳賀タウン南地内では「洋服の青山 天童店」、「ヤマリョー(ガソリンスタンド)」、「ローソン 天童芳賀タウン南五丁目店」の3カ所が連絡所となっています。「こども110番連絡所」は、ご提言のような場合でも電話を借りられますので、ご利用いただきますようお願いします。「こども110番連絡所」については、各学校から児童・生徒に周知するよう取り組んでまいります。

 また、鍵を忘れた時の家庭内ルールについて話し合っておくことも解決策の一つかと思いますのでご検討ください。

 

№4 広域運営の米飯施設への不参加とから弁持参の解消について

【提言・意見】

 議会だよりの鈴木議員の一般質問「給食センターの米飯設備について」に「山形市が示した米飯施設の広域運営に不参加を表明」とあり、回答では、天童市は「デメリットが多いため不参加」とありますが、どのようなデメリットなのか、辞退した理由を教えてほしいです。また、このことは、市内の児童保護者に認知されているのでしょうか。また、以前、から弁持参の解消について意見をし、「中長期的な計画として」「から弁を通じて、児童と学校生活・給食の会話の元になれば」と回答をいただきましたが、納得いきません。子育て世代にも天童市は住みやすいと認知されてきている中、なぜここだけは、残念に思います。から弁の予算を、別な形で子どもたちのために使うことは困難ですか。中長期的な計画ということであれば、児童保護者向けにから弁に対するアンケートを実施し、具体的に児童保護者はどう考えているのか現状の把握が必要と思います。検討をお願いします。

 

【対応状況】 所管課等:学校給食センター、市長公室

 本市では、山形市の米飯施設の提案内容を検討した結果、米飯施設の建設費用を20年間負担することや、1食当たりのご飯の購入単価が高いこと、配送に時間がかかることなどデメリットが多いため、参加しないことを決定しました。

 そのため、令和4年度からは、これまでも各学校にご飯を届けている市内の民間事業者などからご飯を購入する予定です。また、将来的な米飯の提供については引き続き検討していきます。

 から弁の解消は、子どもたちや保護者、学校の負担軽減につながるものと考えていますが、ご飯用食器の購入や食器洗浄機の更新が必要となります。計画的に整備を行い、から弁の解消ができるように検討しておりますので、ご理解をお願いします。

 

№5 第3子以降の学童保育料の支援について

【提言・意見】

 現在、多子世帯への学童保育料の支援制度はありますが、所得や市民税等の関係で制限があります。今後、3・4人預ける場合も同様の基準で支援を受けられないと聞きました。今後、市内の学童も組織化されることに伴い、保育料も大幅にアップすると伺っています。長期休業中も含め、子どもを家に残して仕事に行くことが難しい状況があり、学童に預けざるを得ません。給食費のように、第3子以降の子どもの学童保育料の支援をご検討いただきたいです。

 

【対応状況】 所管課等:子育て支援課

 日頃から、放課後児童クラブの活動にご理解、ご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。

 多子世帯への放課後児童クラブの保育料の支援制度につきましては、各協会独自の割引に加えて、平成29年度から県事業として同時利用第2子半額化及び第3子以降無料化となる多子世帯向け負担軽減事業が実施されております。

 ご提言のとおり県事業につきましては、合計市民税所得割額169,000円未満の要件があり、一部の世帯が対象外となっております。

 これまでも県に対して要件の廃止又は見直しを要望しており、今後も継続してまいりたいと思いますのでご理解をお願いします。

 

№6 障がい児のリハビリ施設について

【提言・意見】

 成人や高齢者のリハビリ施設は、病院なども含めたくさんあります。しかし、小さな子どもが立つ、歩く、食べるなどのリハビリ施設は、上山市にある県立こども医療療育センターしかありません。天童には訪問リハビリがあるそうですが、自宅では狭く、効果もやや低下するのではないでしょうか。天童市に障がい児のリハビリ施設をつくっていただけませんか。市民病院内にでも構いません。ご検討ください。

 

【対応状況】 所管課等:社会福祉課

 障がい児のリハビリテーションについては、自宅での訪問リハビリテーションのほか、病院や療育施設などに通って支援を受ける方法があります。

 しかしながら、病院においてリハビリテーションを行うためには、理学療法士又は作業療法士、看護職員などの医療職員のほか、児童相談員、保育士、児童発達支援管理責任者、機能訓練担当職員などの人員を配置する必要があり、市民病院がこれらの基準を満たすことは困難な状況です。

 また、療育及び治療を行う医療型児童発達支援事業所についても、人員や施設基準の面から市町村として整備することは困難な状況となっておりますので、ご理解をお願いします。

 

№7 石倉農村広場への農道舗装について

【提言・意見】

 石倉農村広場入口への農道は、広場の掃除や草刈りと含めて毎月行うほか、農道補修事業で砕石を補充して補修もしています。しかし、災害避難所の通用道路として、車いすや足腰の不自由な人、援助する人が集合するために利用するには、路面状態が非常に悪く、避難所までの二次災害や怪我が発生する心配があります。健常者が車いす等の補助をし、安全・安心に避難所へ移動できるよう、農道の舗装を早急にお願いします。

 

【対応状況】 所管課等:農林課

 農道の舗装整備については、地区からの要望を取りまとめ、沿線に農地があり舗装することで営農に役立つ優先順位の高い農道から順次、整備しています。また、舗装整備を実施するに当たり、農道沿いの土地権利者からの同意や工事に支障がある樹木等については、伐採していただくようお願いしています。石倉農村公園に接続する農道については、市内全体の要望状況などをみながら対応について検討していきます。

 

№8 駅西内交差点の視界不良について

【提言・意見】

 近年は、イオンモール天童や芳賀土地区画の整備が進み、芳賀タウンから南小畑、駅西を通り天童市民病院の西側交差点に抜ける道路(市道芳賀11号線・市道南小畑44号線・市道南小畑1号線・市道駅西44号線)は、以前より交通量が増えました。ある程度通りやすい道路のため、スピードを出している車も見受けられます。また、その道路に出る駅西内のいくつかの交差点(市道駅西43号線・市道小矢野目仲町線・市道南小畑線からそれぞれ市道駅西44号線に出る交差点)は、東西の道路からの視界が悪く、南北の車の通行にぎりぎりまで気づかず車の先端を進入させてくる車があります。実際に、数か月前には交通事故が発生し、小学生が大けがをしたということも耳にしました。

 そこで、これらの交差点にミラーの設置をお願いできたらと思います。まずは調査していただき、また同じような事故が起きないようにも安全面へのご配慮をお願いします。

 

【対応状況】 所管課等:建設課、生活環境課、教育総務課

 カーブミラーは、市道や生活道路で見通しが悪い交差点やカーブに設置しています。カーブミラーの設置に当たっては、天童地区交通安全協会の各地域の支部長と地元町内会長の連名により設置の要望を行っていただいた上で、市が現地を調査し、設置を行っています。

 この度の御提言については、市から交通安全協会支部及び町内会へ情報提供していきたいと思いますが、地域の皆様からも、交通安全協会支部及び町内会へお話しいただければと思います。

 

№9 天童南駅等のホームの安全対策について

【提言・意見】

 天童南駅のホームに、安全バーのような仕切りを設置していただけないでしょうか。NDスタジアムの最寄り駅ですが、サッカー観戦で駅を利用する時、新幹線が猛スピードで走ってきたことに驚いている姿を何度か見かけました。地元の方にはわかっていることなのですが、知らない方が利用した時に転倒したり接触したりしたら取り返しのつかないことになると思います。

 安全バーが難しいようであれば、ホームに目立つ看板を設置したり、アナウンスするなどの対策をお願いします。

 また、天童南駅以外にも、通過する駅はあるのでぜひ検討いただけないでしょうか。

 

【対応状況】 所管課等:市長公室、文化スポーツ課

 山形新幹線につきましては、山形県内の奥羽本線区間において、在来線の線路やホームを使用している鉄道です。また、通常の新幹線と異なり、この区間では最高速道が遅く、在来線特急列車扱いとなっています。

 このご意見につきましては、JR東日本にお伝えしたところです。

 

№10 乱川駅のホームへの屋根設置について

【提言・意見】

 乱川駅は、朝夕の利用者、特に学生や高齢者の方たちが、風雪や雨にさらされながら電車を待っており、見ていてかわいそうになります。JRの管理であることは承知していますが、市民の健康や安全・安心のために、ぜひ乱川駅のホームに屋根の設置をお願いします。

 

【対応状況】 所管課等:市長公室

 乱川駅については、平成17年に老朽化した駅舎の改築がJR東日本の施工により行われています。ホームへの屋根設置につきましても、御提言のとおりJR東日本が所有する敷地および施設であるため、施工及び維持管理はJR東日本が行うこととなります。

 市としても、利用者の利便性向上を図るため、乱川駅周辺のトイレや駐輪場の整備を行うとともに、機会を捉えながら屋根の設置をJR東日本に対しお伝えしたところです。今後とも継続して要望していきますので、ご理解くださるようお願いします。

この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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