行政
提言
市政への提言に対する対応状況
令和4年度 市政への提言に対する対応状況
№1 ゆぴあ周辺の土地利用について
【提言・意見】
自分が住んでいる場所は、天童の西部地区で、周りは、田んぼと畑の農村地域ですが、人が来てもらえる場所になればと思います。ゆぴあを中心に、アウトドアやキャンプ場、イベント広場などがあればと思います。近くに中山町のせせらぎ公園がありますが、休日はたくさんの家族や若い人などでにぎわっています。
【対応状況】 所管課等:都市計画課
本市の西部地域においては、美しい田園景観を生かし、自然環境と調和したうるおいと安らぎのあるまちを目指しております。
ゆぴあ周辺については、現時点では具体的な土地利用計画はありませんが、今後とも自然環境や景観の保全と活用を図りながら、魅力あるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。
№2 育休中の保育時間について
【提言・意見】
現在、育児休業中です。上の子は2歳で保育園に通っておりますが、育休中のため、時短保育となっています。まだ首も座っていない子どもを連れて、コロナ禍での送り迎えは非常に負担になるので、育休中も標準保育の導入を希望します。普段は父親が送るのですが、時短保育では、仕事の開始時間に間に合いません。少しでも父親から育児の協力をしてもらえた方が母親の負担も減り、少子高齢化の改善につながるのではないでしょうか。
女性が家事も育児もする時代は終わっています。協力し合えてこその家庭だと思っています。子育てに優しい地域を作るなら、そのための行政の見直しも必要だと思います。
【対応状況】 所管課等:子育て支援課
市では、国の子ども・子育て支援新制度を準用して保育認定を行っております。
育児休業を取得している期間は、既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要である場合のみ特例的に保育認定を行っております。ただし、育児休業を取得している期間は、家庭保育が可能な状態であると認められるため、短時間での保育認定となります。
認定の保育時間を超えての利用が必要である場合は、お通いの保育園の延長保育を利用していただきますようお願いします。
№3 高齢者の医療費の自己負担軽減について
【提言・意見】
令和4年10月1日から、後期高齢者医療保険制度の見直しにより、医療費の窓口負担割合が1割から2割になります。現在、多くの医療機関を受診して生き長らえており、治る見込みがなく、病気とは生涯の付き合いになります。年間約10万円支払っておりますが、20万円に上がるのは大変悲しいです。
市独自の軽減措置を考えてほしいです。何らかの対策を切に願います。
【対応状況】 所管課等:保険給付課
令和4年10月1日から、一定以上の所得のある方は医療費の窓口負担割合が2割になりますが、令和7年9月30日までの3年間、2割負担となる方の1か月の外来医療費の窓口負担増を3,000円までに抑える配慮措置が適用されます。
これにより、同一の医療機関を受診した場合は、窓口での負担増が1か月3,000円までに抑えられます。また、複数の医療機関等を受診した場合は、1か月の上限額を超えた部分を後日高額療養費として払い戻しいたします。さらに、外来年間合算制度により1年間の外来医療費が144,000円を超えた場合も高額療養費として払い戻しいたします。
国の制度上で、このような負担軽減措置が図られることから、御提言いただきました市独自の軽減措置は考えておりませんので、御理解をお願いいたします。
№4 もやせるごみの袋について
【提言・意見】
現在夫と二人暮らしです。ごみを増やさないように心がけ、ごみの量は小袋で、週に1度で足りますが、生ごみは毎回捨てたいので、ごみ袋が半分にもならないうちに捨てなければなりません。正直、もったいないと感じています。
以前住んでいた市では、極小(1枚10円)の袋があり、少量のごみを出すのにとても便利でしたし、ごみを減らす意識にもつながりました。
1人暮らしの方なども考慮し、ぜひ、極小の袋を検討してください。
【対応状況】 所管課等:生活環境課
本市のごみ処理については、クリーンピア共立(3市1町:天童市・東根市・村山市・河北町)で共同処理を行っており、ごみ袋の種類や大きさも統一されています。
もやせるごみの袋は、大袋35リットル、小袋25リットル及び最小袋15リットルの3種類となっており、それぞれの家庭の世帯人数によって、ごみ袋の大きさの需要は異なると思います。
ごみ袋の大きさは、3市1町の世帯数や世帯人数、購入数量を勘案して決定されており、さらに種類を増やした場合コスト高となりますので、現状の3種類が適当と考えておりますので御理解をお願いします。
なお、今回提言いただいた内容につきましては、クリーンピア共立へ要望していきたいと思います。
№5 障がい者の就労事業所について
【提言・意見】
近年ますます特別支援学級の人数が増えています。支援学校等を卒業しても、天童市にはA型就労事業所とB型就労事業所が少なく、市外に行くケースが多いです。市外の事業所では、定員数があり、市内の人を優先に就労させているので、ぜひ、天童市に事業所を増やしていただきたいです。仕事の内容も、菓子系や裁縫などの種類を増やし、障がいのある方が、自分に合う仕事を選択できればと思います。
【対応状況】 所管課等:社会福祉課、商工観光課
障がい者就労施設は、障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービス事業所として、社会福祉法人や民間企業、NPO法人等が設置運営を行っています。令和3年度には、市内に就労継続支援B型事業所が新たに2か所開設されました。市としては、新たに事業所の開設を希望する法人等に対し、様々な面で相談に応じ、情報提供を行っていきたいと考えています。
これまでも県に対して要件の廃止又は見直しを要望しており、今後も継続してまいりたいと思いますのでご理解をお願いします。
№6 給食の牛乳パックのリサイクルについて
【提言・意見】
毎日給食で飲んだ牛乳パックを持ち帰ってきますが、1日中洗わずに帰ってきてにおうので、洗ってリサイクルもできません。SDGsと呼びかけてる今、学校でリサイクルするべきではないでしょうか。
【対応状況】 所管課等:給食センター
学校給食に係る牛乳パックの処理については、学校の規模や環境がそれぞれ異なるため、学校毎にリサイクルが可能か判断をして対応しております。
天童南部小学校では、児童数が多いことから、牛乳パック洗浄のため水道設備に児童が集中して混雑することや、洗浄した牛乳パックを乾燥させるためのスペースの確保等が難しいために、現在は、各家庭への持ち帰りの対応をされているとのことです。
今後、夏休み明けからは、から弁当の持参がなくなるため、家庭への持ち帰りが難しくなりますので、別の方法を検討しております。
持 続可能な未来のために、SDGsの取り組みは重要でありますので、児童の意識を高められるように、様々な場面において指導してまいります。
№7 スクールバスの運行について
【提言・意見】
来年度、天童市立第一中学校に子どもが入学します。自転車通学になるようですが、冬季間は、徒歩または保護者の送迎のようです。先日、保護者に通学の話を聞いたところ、冬季間、荒谷地区から通う生徒たちは、全員保護者の送迎で登校しているそうです。地域の子どもたちが全員送迎しているという事実を考えると、スクールバスの運行が適切かと考えますが、市では、どのようにお考えでしょうか。
我が家は、大人全員フルタイム勤務の家庭であり、冬季間の送迎は無理なので、子どもは徒歩で通うことになります。通学路の環境や荷物の重さを考えると、毎日一人で冬道を歩かせることは、非常に心配です。
【対応状況】 所管課等:教育総務課
文部科学省の通学距離の目安は、小学校は概ね4キロメートル以内、中学校は概ね6キロメートル以内とされております。
第一中学区内の地域はこの範囲内となっており、現在のところスクールバスの運行は考えておりませんが、今後、他市町村の事例なども参考にしながら調査研究してまいりますので、御理解をお願いいたします。
また、通学における荷物については「持ち帰るもの」と「学校に置いていくもの」を学級担任の指示や自分の判断により分けるよう指導しています。
今後も、生徒の登下校時の安全や体力的負担を考慮し、過度な負担とならないように努めてまいります。
№8 学童の利用契約について
【提言・意見】
現在、学童は1年単位での利用契約しかできません。実際に利用したいのは、長期休暇だけと話す家庭がとても多いのですが、そのような利用ができず、年間契約となります。学童の利用契約を、もっと他の市町村のように柔軟にお願いします。
【対応状況】 所管課等:子育て支援課
放課後児童クラブの短期利用(夏休みなどの長期休暇のみの利用)の希望があることは把握しておりますが、放課後児童クラブの大きな目的として児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立を図ることがあり、年間を通した保育活動計画の中で、活動することが重要であると考えております。
短期利用の場合、放課後児童クラブの生活リズムや複数学年の児童が共同で生活をしている環境にようやく慣れ、落ち着いて生活が送れるようになったころに利用期間が終了してしまいます。これは、利用児童にとって決して良いことではありません。
また、短期利用者の受け入れにあたり、職員体制を強化する必要がありますが、放課後児童支援員や補助員のなり手不足のため、必要な人材の確保が難しい状況にあります。
つきましては、児童が安心して生活できる居場所を確保するため、年間での利用をお願いいたします。
№9 死亡届提出後の手続きについて
【提言・意見】
「死亡届提出後の主な手続きのご案内」をもらいましたが、窓口が多く、内容がよくわからないところもありました。天童市役所にも、山形市役所の「おくやみ窓口」のように、1か所で事務手続きがすべて済むようにしてほしいです。
【対応状況】 所管課等:市民課
亡くなられた方に係る手続きは各種届出や相続に関することなど多岐に渡るため、現在市民課では、死亡届が提出された際に「死亡届提出後の主な手続きのご案内」をお渡しして、市役所内での必要な手続きについて、担当窓口や対象となる方を御案内しております。また、市役所以外の他機関での必要な手続きについても参考として手続き窓口を掲載しております。
御提案の「おくやみ窓口」は、本年6月に県内で初めて山形市で設置したとの報道がありました。事前に予約申込書に亡くなられた方の情報などを記入して予約の申し込みを行い、当日は関係する部署の担当者がおくやみ窓口で対応するものです。
他の自治体の状況も参考にしながら、市民サービスの向上に努めてまいります。
№10 ごみ収集日程表とごみ分別ポスター(ごみの分け方出し方)について
【提言・意見】
ごみ収集日程表とごみ分別ポスターを、新入居者用に賃貸管理会社や大家に必要部数お渡し願います。
先日、天童市で貸家とアパート経営を始めた知人が、新しく入居する人に配るために、市役所へごみ収集日程表とごみ分別ポスターを10部程度もらいに行きましたが、「賃貸オーナーや管理会社に複数部数をお渡ししておりません。」と断られました。その理由を尋ねたところ、「地域対象外の人などが持ち込む違反ごみを出さないため」「新たに天童市に住む方には転入届を出したときに渡している」とのことです。
新たに天童市に住む方の中には、天童市に転入届を出す人のみではありません。
HP掲載やアプリの導入と他手段による周知も存じておりますが、地方のIT活用はまだ普及の程度は小さいので、紙媒体が周知に有効です。
ぜひとも、惜しみなく渡していただきたいです。
【対応状況】 所管課等:生活環境課
本市における「ごみ収集日程表」及び「ごみ分別ポスター(ごみの分け方出し方)」については、本市に住民登録している全世帯に市報(3月1日号)の折り込みで配布しており、転入者については市民課で転入届を出した時に手渡しておりましたが、今後は実際住んでいるアパート入居者分もお渡しいたします。
また、専用集積所を設けていないアパートの住民は、その地域で管理している集積所へごみを排出することになるので、区長より集積所の場所や地域のルール等を確認していただく必要があります。
御提言の紙媒体の日程表等については数に限りがあるため、紛失した方や、住民登録をされていない方など、ご本人から申し出があったときにお渡ししております。
また、ホームページやごみ分別アプリ等が御利用できますので、御活用いただきますようお願いします。
№11 セブンイレブン天童柏木3丁目店前の交差点について
【提言・意見】
天童駅西側の主要地方道山形天童線の北進車線において、セブンイレブン天童柏木3丁目店前の交差点で、割り込みや追い抜きが多く危険です。平成31年の提言にも同様の内容があり、それから数年経過しています。警察と協議するとのことでしたが、どうなっているのでしょうか。
【対応状況】 所管課等:建設課
セブンイレブン天童柏木3丁目店前の交差点については、平成31年に御提言をいただき警察と協議した結果、右側車線の路面に4か所設置していた矢印標示を3か所追加し、計7か所の矢印標示を設置する対策を令和元年に実施しております。
この度の御提言の箇所について、天童警察署および県道管理者と改めて現場を確認し対策を協議したところです。今後、道路利用者に対し今以上に注意喚起を促すための看板を中央分離帯に設置するなど、対策を進めていく計画としております。
№12 保育料について
【提言・意見】
なぜ、上の子が卒園してしまうと、第2子は第1子扱いの金額になるのでしょうか。
第2子を4歳以上の差で産んでしまうと、上の子も下の子も第1子扱いで保育料の支払額がとても高くなります。何歳差で産んで、保育園に通わせても、同じにしていただきたいです。
0歳から2歳までも段階的に無償化になっていますが、無償の1区分上が、40,000円弱かかることもどうかと思います。市民税所得割額が100円違うだけで、保育料が0か40,000円弱かかるかの差が出ます。
下の区分が無償になるなら、無償より上の区分の料金も見直すか、県か市で半額負担などしていただけないでしょうか。区分の幅が広すぎて、収入にだいぶ差があるのに、保育料が同じことにも疑問を感じます。区分をもっと細かく分けたほうがいいと思います。
生活のために働いて、働くために保育園にお願いしているのに、保育料が家計の負担になっています。
どうかご検討ください。
【対応状況】 所管課等:子育て支援課
本市の保育料に係る第2子の取扱いについては、国の基準に準じて、同時在園の場合のみ保育料を半額としているところですので、御理解をお願いします。
また、本市の保育料については、令和3年9月から県の保育料段階的負担軽減事業の実施に伴い、国基準の所得階層8区分のうち第3・第4階層世帯の児童を対象に保育料を減額し、令和4年4月以降はさらに市独自で事業を拡大し、当該児童の保育料を無料としております。その一方で、負担軽減事業の対象とならない国基準第5階層以降の世帯の児童については、これまでどおり、一定の保育料を負担していただいております。
そのため、第4階層の世帯では本来負担いただく保育料が無料となり、第5階層の世帯との負担の差が大きくなっているところですが、本市の保育料につきましては、各階層とも国基準より低い設定としておりますので、御理解くださるようお願いします。
なお、18歳未満第3子以降の児童に係る保育料、給食費の無料化、小中学校入学応援金「エール天」など、本市独自の子育て支援施策とあわせ、先進自治体の事例等も参考に子育て支援を進めてまいります。
担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704