行政
提言
市政への提言に対する対応状況
令和5年度 市政への提言に対する対応状況
№1 公共バスなどについて
【提言・意見】
山形県は車が無いと通院や買い物が不便です。高齢者になると、安全のため、車の運転をやめなければなりません。また、年金暮らしとなり、車の維持は、金銭的にも大変です。
子供達と一緒に暮らしているうちは、なんとかなると思いますが、今後、子供も家にいなくなり、夫婦のみで老後を過ごすことになるとき、便利のいい土地に移住することも考えなければならないかもしれません。
天童は高速道路も新幹線もあり、便利な位置関係にあると思います。
将来的には、公共バスなど、車を各自持たなくても、通院、買い物、通学、通勤ができるようにしていただければ助かります。
御検討よろしくお願いします。
【対応状況】 所管課等:生活環境課
本市では、平成22年度から予約制乗合タクシー「ドモス」を運行し、車を持たない方の移動手段の一つとして大きな役割を果たしています。
「ドモス」は市内全域を運行しており、会員登録をしていただければどなたでも御利用いただけるようになっています。「ドモス」は路線乗合型と区域乗合型の2つの系統により運行し、路線乗合型であれば停留所と停留所の間、区域乗合型であれば自宅から市内の医療機関やスーパー、公共施設等まで一律料金で乗車できますので、ぜひ御利用ください。
今後も地域住民の方の御意見などを取り入れながらより利用しやすい「ドモス」を目指してまいります。
№2 人間将棋への招待について
【提言・意見】
デイサービス施設を運営しています。
利用者の皆さんと人間将棋の話をしたところ、会場で見たことがある方は、2、3人だけで、ほかの方は、テレビで見ているということでした。
天童にいるのであれば、一度だけでも見せてあげたいと思いました。
施設に通うみなさんは、自分で長い距離を歩けません。ぜひ、毎年、デイサービス施設の利用者を、人間将棋に招待していただけないでしょうか。
【対応状況】 所管課等:商工観光課
障がいの有無や年齢に関わらず、誰もが安全で安心に人間将棋を楽しんでもらいたいと考えております。
会場の舞鶴山山頂までは、道路と駐車場が狭いため、登り口から交通規制し、シャトルバスのみを通行させておりますが、デイサービス等の施設で観覧を希望する場合は、可能な範囲で対応いたしますので、事前に御相談ください。
№3 子育て支援について
【提言・意見】
子育てしながら、保育士をしております。
保育士をしていて感じるのですが、入園してくる時に、乳幼児の子育てで不安を感じている保護者が多いように思います。ミルクのあげ方など、よくわかってない保護者もいます。保育士として、対応しますが、新型コロナも落ち着いてきたので、入園前の乳幼児検診などを手厚くしてもらえないでしょうか。私自身も、自宅訪問などで様子を見に来ていただいたときにはとてもありがたく、もう少しやっていただきたいと感じたことがありました。
また、入園前に、保護者が、LINEなどで気軽に相談できるコーナーなども検討いただければと思います。大丈夫とそのまま抱え込んでいる保護者が多いように思います。
さらに、そういう機会は、平日に多いため、土日でないと行けない保護者のためにも、何かあればと思います。
保護者が休職した際に、通常保育を続けていた方がいたことがあります。休職した場合には、届出を市に出すことをもっとわかりやすく保護者へ説明する機会を設けていただけるとありがたいです。
【対応状況】 所管課等:健康課、子育て支援課
乳幼児健診等については、コロナ禍においても中止や縮小等はせず、密を避けるために個別案内で来所時間を分散し、来所者の待ち時間をなくすために職員を増員するなど、感染予防に最大限配慮しながら、これまで以上に、より丁寧に実施してまいりました。
子どもが生まれた家庭への全戸訪問についても継続して実施しており、子育てや発育状況の確認、予防接種のすすめ方、母親の健康管理等の相談・助言を行い、希望のあった方や支援が必要な方には、より多く訪問するなど、個別の対応も行っております。
子育てに関する相談につきましては、すぐに解決できるものから、時間をかけて十分にやり取りをしないと解決できないものまで様々な事案が考えられます。
特に乳幼児等母子保健に関する相談につきましては、対面や電話で会話をしながらやり取りをするスタイルを基本としております。
しかし、御提言いただきましたLINEなどで気軽に相談できるコーナーの導入につきましては、子育てに関する相談のきっかけとしての役割が期待できることから、先進的に導入している他市の運用状況やその効果などについて調査研究してまいります。
なお、子育て未来館げんキッズやわらべ館においては土曜日と日曜日も、子育てに関する助言や情報提供、保育サービスの紹介などを行っておりますので、お気軽に御相談ください。
また、保育園については、保育が必要な理由や保育を希望する時間等を申請していただき、利用時間などの認定を行っています。認定の内容に変更があった場合の手続きの必要性や方法につきましては、各施設を通して、改めて周知してまいります。
№4 天童公園の犬の散歩禁止について
【提言・意見】
天童公園は、駐車場及び遊歩道も完成し、景観が良く、散歩コースに最適なのですが、犬のふん尿の臭いが嫌で足が遠のいています。愛犬家の方々には申し訳ないのですが、犬の散歩禁止を要望いたします。マナーの徹底だけでは、改善は無理だと思います。市外県外にも誇れる景観です。皆さんに気持ちよく楽しんでいただきたいと思います。
【対応状況】 所管課等:生活環境課、建設課
天童公園は、緑に親しめる市民の憩いの空間、県内外から多くの皆様から訪れていただく観光交流の場として整備しております。
市では、これまでもペットの飼育マナーについて市報やチラシ等で周知しているところですが、人もペットも気持ちよく生活できるように今後も市報等を通じて周知し、マナー向上に努めてまいります。
引き続き、多くの皆様から、散歩やジョギング、犬の散歩など、マナーを守り、御利用いただければと考えておりますので、御理解をお願いします。
№5 障がい者の就労事業所について
【提言・意見】
障がい者のA型B型就労事業所が天童市に少ないと思います。近年、精神系の方の就労として、数か所事業所が増えましたが、発達遅延系とはまた違うため、将来、発達遅滞の子が増えていく中、地域での就労ができないのが困ります。他市で就労できますが、その地域の子が優先になるし、定員オーバーとなっています。将来、働く場所がないのが不安でなりません。天童市の子は、天童市で働ける場を考えてほしいです。
【対応状況】 所管課等:社会福祉課
障がい者就労施設は、障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービス事業所として、社会福祉法人や民間企業、NPO法人等が設置運営を行っています。
現在、市内には就労継続支援B型事業所が4か所設置されています。市としては、新たに事業所の開設を希望する法人等に対し、様々な面で相談に応じ、情報提供を行っていきたいと考えています。
また、法人等に対し、市内での開設を検討してもらえるよう働きかけを行ってまいります。
№6 敬老会の実施に係る交付金について
【提言・意見】
敬老会の実施に係る交付金は、1人当たり1,500円で、敬老会に参加した人数分しか交付されないと聞いております。参加したくてもできない人、人前に出るのが苦手な人などで、参加できない人も支給対象にしてもらえないでしょうか。みんな平等に祝ってほしいと思います。
【対応状況】 所管課等:社会福祉課
市報(4月15日号)に敬老事業の見直しに係る記事を掲載した後、市民の皆様からいただいた御意見や御要望を踏まえ、再度、事業内容について見直しを図りました。
その結果、敬老会に参加した方のみならず、欠席した方に祝品等を贈呈する事業や祝品等を贈呈するのみの事業も交付対象事業に含めることとしました。
見直しの内容については、改めて市報(7月1日号)でお知らせしていますので、御確認くださいますようお願いします。
№7 民間の学童参入について
【提言・意見】
2年前に首都圏から移住してきました。学童は、すべて英語で保育をしてくれたり、習い事も兼ねているところへ預けたいと思っていました。天童市は民間の参入を許可していないという事に、大変驚きました。なぜ、参入できないのでしょうか。教育の機会すらないということが、残念です。
【対応状況】 所管課等:子育て支援課
本市の放課後児童クラブについては、放課後児童の生活の場、居場所として公平性のある整備を基本的な考え方として進めており、地域の方や保護者の方を主体として設置された団体に運営を委託し、全小学校区に放課後児童クラブを設置しております。
市としましては、学習塾や習い事等の入会を条件とした民間の施設に、放課後児童健全育成事業を委託する考えはありませんが、民間事業者が保護者のニーズを踏まえ、教育、学習支援事業として独自に実施することは可能であると考えております。
№8 大町投票所のバリアフリー化について
【提言・意見】
大町公民館は、大清水・大町・今町の投票所になっています。各地区とも高齢化が進んでいる中、すべての人が投票しやすいように、次の2点を要望します。
①入り口から投票所までの区域とトイレのバリアフリー化
②投票所内の温度一定化
【対応状況】 所管課等:生涯学習課、選挙管理委員会
大町公民館の修繕等については、自治公民館であることから、町内会の負担で実施していただくこととなります。修繕、備品購入等につきましては、天童市公民館整備費補助金交付規程による補助制度がありますので、活用を御検討ください。
№9 天童市のPR方法について
【提言・意見】
日本のみならず、世界で話題になった女性4人組ユニット「新しい学校のリーダーズ」を招待し、ミュージックビデオの撮影をしてもらうことにより、天童市のPRに役立てることはできないでしょうか。
鳥取市で前例があり、ビデオに登場した箇所をファンが巡るいわゆる「聖地巡礼」も起き、大きなPRとなっています。
【対応状況】 所管課等:商工観光課
本市では、将棋を題材にした羽海野チカさんの人気漫画「3月のライオン」とコラボして観光誘客に努めており、漫画等に登場する場所を聖地巡礼につなげているところです。
御提案のありましたダンスユニット「新しい学校のリーダーズ」のミュージックビデオは、鳥取市で認知度向上や魅力発信を目指す「シティプロモーション」の一環として制作しているようで、大きな話題となっております。
本市においても「新しい学校のリーダーズ」のみならず、様々なアーティストの撮影場所になることは、本市のPRとともに観光誘客の手段となりますので、そのような機会があれば進めてまいります。
№10 子どものインフルエンザ予防接種の費用助成について
【提言・意見】
インフルエンザが大流行しています。高齢者の予防接種には、費用助成制度があります。子どもが予防接種をすると、3,800円×2回で、7,600円かかります。
子育て世帯の負担軽減のために、子どもの予防接種にも、費用助成を行ってください。
【対応状況】 所管課等:健康課
小児等のインフルエンザ予防接種については、予防接種法において定期接種に位置付けられておらず、任意接種となるため、接種を希望する場合の費用については、自己負担になります。
現在、本市では重症化リスクが高い65歳以上の高齢者等と受験を控える中学3年生に対して助成を行っています。
なお、今季のインフルエンザは、過去にない早い時期で感染が拡大していることや、今後についても新型コロナウイルス感染症との同時流行懸念が考えられるため、インフルエンザ予防接種の費用助成等の在り方について検討してまいります。
№11 冬期間の通学について
【提言・意見】
子どもが天童市立第一中学校に進学します。心配な点は、冬期間の通学です。
送迎するには、道幅が狭く不便なため、相乗りで通学できるよう、DOMOSUを利用できないでしょうか。定時刻の帰宅、金銭面での負担軽減、防犯にもつながり、親子共々助かります。
【対応状況】 所管課等:生活環境課、教育総務課
本市で運行している予約制乗合タクシーDOMOSUにつきましては、ドライバーの勤務時間の制限があることや、主に日中の買い物や通院での利用が多いことなどから、通学時間帯である早朝や夕方の遅い時間の運行は難しいと考えております。
国が示している中学校の通学距離は、おおむね6km以内となっております。しかし、冬期間の徒歩通学は天候によっては危険な場合もあり、検討すべき課題と考えておりますので、御理解をお願いします。
担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
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