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下水道

 

下水道が必要なわけ

 

 わたしたちは、快適な生活をおくるために、たくさんの水を使います。しかし、この使って汚れた水をそのまま捨ててしまうと、悪臭やハエやカなどの発生源となり、生活環境を悪くしてしまいます。すると、おいしい水や楽しいレジャーの場を提供してくれる川や海を汚してしまうことになるのです。このような汚れた水をきれいにするために下水道を使っていただくことが必要になるのです。

排水設備と工事

 公共下水道が利用できる区域では、台所、浴室などの雑排水やし尿浄化槽の処理水は、処理開始の日から1年以内に、汲み取り便所は処理開始から3年以内に公共下水道へ接続するように義務づけられています。

 家庭からの排水を下水道に流すためには、排水設備の工事が必要です。この工事は、市の指定を受けている「排水設備指定工事店」でないと工事ができません。

 工事の期間は、汲み取りか浄化槽かなどの工事の条件によって違いますが、通常一週間から10日くらいです。また工事中に便所の使えない日が3〜5日ありますが、指定工事店が仮設便所を準備しますので心配はありません。

 雨水については、従来どおり地下浸透等で排水します。
 

工事の流れ
  1. 申し込み (施行主 → 指定工事店)
  2. 見積書作成 (指定工事店 → 施行主)
  3. 契約 (施行主 ←→ 指定工事店)
  4. 書類提出 (指定工事店 → 上下水道事業所)
  5. 工事承認 (上下水道事業所 → 指定工事店)
  6. 工事完了届 (指定工事店 → 上下水道事業所)
  7. 工事完了検査 (上下水道事業所 → 指定工事店/施行主)

「排水設備指定工事店」については天童市排水設備(下水道)指定工事店一覧をご覧下さい。

 

下水道工事資金利子補給制度(融資あっせん制度)

 下水道の普及促進を図るため、汲み取りや浄化槽から下水道に切り替える工事に要する資金について、金融機関からの融資を受ける場合の、融資額に対する利子の全額を市が負担する制度を設けています(履行遅延による延滞利子は除きます)。
 

融資の対象者
 建築物の所有者又はその同意を得た方で、融資資金の償還能力を有している方が対象になります(住宅などの改造を行う個人のほか、事業所などの法人も対象になります)。
 ただし、市税や下水道受益者負担金などを滞納している方は、対象になりません。
融資の限度額
 排水設備工事1件につき150万円(限度額)以内です(共同住宅および貸家なども同額です)。工事費が限度額に満たない場合は、工事費の精算額(1万円単位)となります。
貸付金の償還方法
 借りた月の翌月から貸付金額に応じて84ヶ月以内の元金均等分割(毎月の償還額に100円未満の端数があるときは、その端数金額を最初の月の償還額に合算)による償還となります。
取扱金融機関
 天童市内に店舗を有する金融機関のうち、天童市内にある本支店等で取り扱います(ただし、事業所などの法人の場合は、一部店舗に限られます)。
ご利用の手続き
 排水設備工事は、市の指定を受けている排水設備指定工事店に依頼してください。
 金融機関への手続きは、融資を希望する方が行ってください。
 なお年齢要件や連帯保証人、保証協会からの保証などの融資の条件は、取扱金融機関により異なりますので、事前に十分説明を受けてください。

融資の手続き上必要な書類

市役所への提出
  • 融資あっせん申請書(指定工事店に申請書があります。)
  • 納税証明書(写)
取扱金融機関への提出

(金融機関で異なりますので、直接お問い合わせください。)

  • 融資あっせん決定通知書
  • 実印と印鑑証明書
  • 所得証明書および納税証明書
  • 預金通帳とその印鑑 

 

下水道ご利用上のお願い

雨水は下水道に流さないでください

 天童市の下水道は、汚水と雨水を分けて処理する「分流式」となっています。(下図参照)

 雨水や地下水が下水道へ入ると、下水管の流下能力をオーバーして汚水がマンホールからあふれ出る心配があり、みなさんに大変な迷惑がかかります。また、処理費用が増加し結果的に市民皆様の負担が増すことになります。
 雨水等を下水へ流さないよう市民の皆様のご協力をお願いします。(雨水処理は、基本的に地下浸透方式で排水してください。)
 

下水道の管理
公共ますや道路の下水道管(天童市が管理) 天童市上下水道事業所
水洗トイレや排水設備(各家庭での管理) 宅内の排水設備は、皆様の責任で管理していただきます。臭い上がり、管づまり、水漏れ、器具の破損、紛失、その他使用できなくなった場合は、天童市排水設備指定工事店または、お近くの清掃会社へ、修理・清掃等を依頼してください(有料となります)。排水設備工事完了時には、依頼した工事店名、連絡先、担当者を記録しておいてください。

 

雨水浸入状況  ご家庭の排水設備(宅内マス、配管等の、汚水を下水道に流す屋外の施設)が破損していないか、また、雨どいの水が流入していないかなどの点検をお願いします。

 排水設備の点検、修理を依頼する場合(有料)は、天童市指定の排水設備指定工事店にご相談ください。

 ▶天童市排水設備指定工事店一覧へ

 

住宅用のグリストラップマスの設置は選択制になりました
グリストラップ桝  排水設備にはグリストラップマス(右図)を設置していただいておりましたが、住宅用で油分の排水が少ない場合は、設置するか・設置しないかを選択できるようになりました。
 (業務用など、油の使用量が多い場合は、グリストラップマスの設置が必要です。)  
 グリストラップマスを設置しない場合でも、油は下水道へ流さないようご注意ください。
既に設置してあるグリストラップマスについて

 既に設置してあるグリストラップマスについては、そのままお使いいただけますが、住宅用で油分の排水が少ない場合に限り撤去又は普通の汚水マスへ入れ替えることができます(下図参照)ので、計画および工事については、排水設備指定工事店にご相談ください。
 

入れ替えイメージ図

グリストラップマスをそのままお使いいただく場合
 台所の流しから流れた水に含まれた、油やゴミなどがたまるようになっています。一般家庭の場合3ヶ月に一回程度、網じゃくしなどで取り除いてください。長い間そのままにしておくと、管の中まで油がたまり、流れなくなる恐れがありますのでご注意ください。

清掃前

清掃後

清掃用具です(参考)
清掃状況です。
マスに溜まった油などを網じゃくしなどで取り除いてください。
取り除いた油は新聞紙などに包み、もやせるごみと一緒に捨てることができます。
下水道は正しく使いましょう

 下水道は快適な生活をおくるための大切な財産です。野菜くずや油等を流すと排水器具や下水道管内に堆積して詰まりの原因となります。
 皆様ひとりひとりが注意して大切に下水道を使いましょう。
 

(1)管づまり防止のために
 トイレで使用する紙は「水洗用」と表示されたもの以外は使用しないでください。
生理用品、紙オムツ、布等は流さないで!
(2)食用油はキッチンペーパー等にしみこませて、ゴミ収集時に出してください。
食用油等は流さないで!
(3)定期的に点検と清掃をしてください
汚水マスのふたを開けて点検しましょう。中に堆積物等があれば取り除き、排水がスムーズに流れてくるか確かめてください。
いつでも開閉できるように、汚水マスはコンクリートをかぶせたり、盛土などで埋めたりしないでください。
(4)公共下水道の機能保護のために
  • 雨水や池の水を入れないでください。
    廃油、鉱油、その他有害なものは、絶対流さないでください。
     
灯油やガソリン等を流すと非常に危険です。
絶対に流さないで!
(5)におい上がり防止のために
  • 大、小便器を使用した後は、必ず一定の水を流してください。
  • 浴槽やトイレなどの床に取り付けてある床排水器具(ワントラップ)には、つねに水を満たしておいてください。
(6)冬期間の使用のために
 トイレの凍結防止法については次のような方法があります。
  • 大便器タンクの流動栓や小便器の蛇口を開き、少量の水を流す。
  • トイレ内にスチーム、ストーブなどの暖房をとる。
  • 長期間留守などで使用しない場合は、不凍栓で水道の水を抜いてから、タンク内の水を抜き、便器には不凍液をいれておく。
(7)工事についての注意点
排水設備の修理工事は、排水設備指定工事店が行います。それ以外の事業者は行えませんのでご注意願います。 また、工事の契約はお客様自身と排水設備指定工事店との間で行っていただくものですので、工事後のトラブルを避けるため次のことに十分ご留意ください。
 
  • できるだけ複数の排水設備指定工事店から見積書を取り、内容を検討してください。(見積書が有料になる場合もありますので、事前にご確認ください。)
  • 工事が始まる前に「工事内容・費用・アフターサービス」などについて、十分な説明を受けてください。

 

点検商法にご注意

点検商法にご注意ください

 現在、市内各地の皆様から点検商法と思われる下水道に関する多くの苦情等をいただいております。その代表的な内容およびその対策をまとめましたので、ご覧ください。

 突然若い男性の二人連れが訪問し、下水道の排水の点検にきたのでみせて欲しい(かなり強引に) → 「清掃」が必要だ。このままでは大変なことになる。
 
 そのうち勝手に床下まで点検をはじめる。 → 「床下換気扇」が必要だ。このままでは大変なことになる。「シロアリ」駆除も必要だ。このままでは大変なことになる。
 
 と、かなり強引に、だんだんエスカレートしていき、「サービスで通常価格より安い価格で清掃等をしてあげる」と営業を持ちかけるようです。

屈強な若い男性達が、お年寄りやご婦人しかいない日中に突然押しかけ、強引に語気荒く営業をはじめるため、「怖い」、必要もないのにうっかり頼んでしまったらと「心配する」方が多く、連日多くの電話をいただいております。
 

《対策は》
  1. 絶対に“家に入れない”。固く断る。
  2. “しつこい場合”は、警察に連絡すると伝える。
  3. 帰り際に“捨てゼリフ”を言って立ち去るが動じないようにする。
  4. 帰ったあとで、不審なシールや目印がないか点検し、あれば撤去する(※様々な問題商法の“目印”になっている場合があります)。


※自宅内に設置された、個人の所有物である排水桝の管理は所有者の責任となりますので、国県市町村が点検を実施することは、ありません。
※排水桝は、一般家庭の場合3ヵ月に一回程度、桝内の沈殿物(主に油かすや生ゴミ等)を取り除けば(燃えるゴミとして処分)支障なく使用できるようになっております。

 

マンホールカード

天童市マンホールカード

 
 マンホールカードは日本全国のご当地マンホール蓋を紹介しているカードです。
 本市では平成28年12月から配布を開始しました。 

配布について

配布場所
[平日]
天童市上下水道事業所(市立図書館西側)
 天童市老野森一丁目3番25号
 8時30分から17時15分まで
 ※市役所本庁舎とは場所が異なりますのでご注意ください

[平日・土日祝日]
天童市森林情報館「もり〜な天童」(道の駅天童温泉内)
 天童市鍬ノ町二丁目3番41号
 9時00分から18時00分まで
 
注意事項
カードはお一人様につき1枚のみ配布いたします。
ご希望の方は窓口にてお声掛けください。
事前予約や郵送は行っておりません。

※他自治体のマンホールカードの配布状況については、下水道広報プラットホーム(GKP)のホームページをご覧ください。
http://www.gk-p.jp/mhcard.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 上下水道課
tel: 023-654-1111
fax: 023-654-1460

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